株式投資のIdea Box

筆者の実体験をもとに株式投資の考え方や切り口について紹介・考察していくブログです。

株の投資方法を10種類紹介!自分の性格に合った投資スタイルを確立しよう

今回は株式投資における様々な投資手法を紹介します。

株式投資の売買には多くのアプローチがあり、企業の業績を分析するものや株価の値動きを分析するものなど多種多様です。ここでは筆者が実際に使ったことのある投資手法を10種類紹介していきます。

こんな人におすすめ

・株式投資を始めたばかりでどんな投資手法があるか知りたい

・今の投資スタイルが上手くいかず、別の投資スタイルを探している

皆さんは自分の投資スタイルを確立していますか?

株式投資で多くの利益を出している投資家は必ずと言っていいほど複数の投資手法を組み合わせた自身の投資スタイルというものがあります。自身の投資スタイルが決まっていることのメリットは何といっても投資判断がぶれないことです。投資判断がぶれなければイレギュラーな事態に狼狽することは少なくなります。

多くの投資家が相場の急変に狼狽し、損失を発生させています。

自分の投資スタイルを確立することで、予めルールを決めておけば株価が暴落したときにも冷静に対処できるはずです。今回はメジャーなファンダメンタル分析やテクニカル分析といったものから仕手株待ち伏せ投資のような一風変わったものまで紹介しますので、自分に合ったものが見つかると思いますよ。

 

紹介の仕方

ただ紹介するだけではつまらないので、それぞれの投資手法の説明に加えて4つの切り口で評価し、その投資手法に向いている性格を紹介します。

4つの切り口

・利益額⇒投資1回あたりの利益の大きさ、大きければ大きいほどよい

・投資期間⇒投資1回あたりに要する期間、短ければ短いほど良い

・成功率⇒その投資が思惑通りにいく確率

・難易度⇒その投資手法を実行する難易度、金融知識・メンタルなどが関係する

投資家人生でどれだけの利益を得られるかというのは以下の式で計算できます。

投資家人生の総利益=利益額/取引×取引回数×成功率

つまり株式投資で多くの利益を得るためには、1回の取引で多くの利益を上げ、取引の回数を数多くこなし、あまり失敗しないことが必要です。

よく投資系の雑誌などで5年で10倍などと謳われた銘柄の紹介がありますが、2倍株を1年に1回探し当てるだけでも、4年で16倍になります。実際、2014年~2019年の5年間に発生した10倍株は約170銘柄であるのに対して、2倍株は2019年だけでも250銘柄以上あります。単純な確率だけで言えば、2倍株を複数掴む方が難易度は低そうです。ただしこれは向き不向きの話もあります。ここで理解して欲しいのはクローズアップされがちな利益額の大きさだけでなく、回数をこなすことでも総合的に大きな利益を手にすることができるということです。

前置きが長くなりましたが、投資手法を解説していきたいと思います。

 

投資手法紹介

★の数が多いほどその項目の評価が高くなっています。

具体的なやり方については割愛してますので、気になった投資手法があれば各自で調べてみてください。

ファンダメンタル分析

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投資というとこの投資手法を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。やり方としては企業の業績、財務情報、製品やサービス、市場規模などを精査し、中長期で成長が期待できる銘柄に投資するという方法が一般的です。この方法の長所は伸びる企業をしっかりと分析して投資できれば、数倍~数十倍の利益が期待でき、大きな失敗もしにくいということです。その反面、どうしても数年単位の投資になってしまうので早く資産を増やしたい人には不向き、企業分析に時間がかかる、分析には最低限の会計知識が必要という欠点もあります。なのでファンダメンタル分析は企業の分析に時間をかけられる、資産の形成を急がない人に向いている投資手法と言えます。

テクニカル分析

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ファンダメンタル分析と双璧を成す、メジャーな投資手法です。チャートの動きや各種インジケータを駆使して、売買を行う投資手法です。視覚的に分析できるので初心者にもわかりやすい、比較的売買のスパンが短いため取引回数を多くできるというメリットがありますが、一方でチャートの形をわざと崩して損切させる、「ダマシ」も多く成功率はあまり高くないという欠点も抱えています。そのため資産形成を早めたいせっかちな人やチャートの動きからダマシなど判断して売買ができる天才肌の人に向いている投資手法と言えます。

バリュー投資

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バリュー投資は日本ではアベノミクス相場の黎明期に流行った投資手法です。企業の利益を生み出す力とその企業の持つ現金・証券などの資産を総合的に判断し、株価に対して割安な銘柄に投資し、適正な水準まで株価が上昇するまで待つという方法をとります。そのため暴落に強く、M&Aなどのイベントも期待できる一方、財務諸表や資産価値の分析など一歩踏み込んだ会計知識が必要となります。もともと会計の知識がある人や理論的に株式投資を行いたい人におすすめです。

パクリュー投資

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パクリュー投資とは優良な投資ファンドや億り人の投資銘柄を投資対象とする方法です。自分より経験のある投資家が銘柄を選ぶため、企業の分析があまり必要なくかつ勝率の高い銘柄に投資できることが最大のメリットです。しかし投資家として成長できない、売買のタイミングがずれるというデメリットがあります。自分で銘柄を選ぶのが面倒くさい人、株式投資を始めたばかりでどんな銘柄に投資したらいいかわからない初心者の方に向いています。

新高値投資

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新高値投資はその企業が新高値、上場してから一番高い株価になった時に投資する手法です。新高値を付けているということは、売りたい人が少なく買いが買いを呼び右肩上がりになりやすいです。また新高値を付けた銘柄を投資対象とするので、銘柄探しがしやすいのもメリットです。反面、高値掴みにもなりやすく、近年は新高値を付けてから急落するダマシも増えているので、注意が必要です。そのため高値掴みを恐れず、ダマシだと判断できた場合は躊躇なく損切りできる、肝が据わっている人におすすめです。


イベント投資

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イベント投資とは東証一部への昇格、株式分割、優待権利落ちなど株式市場で発生するイベントが需給に与える影響を利用して行う投資手法です。代表的なものとしては東証一部昇格先回り投資、優待波乗り投資などがあります。メリットとしては株式市場のルール上発生するものがほとんどなので成功しやすいことがあげられますが、最近では多くの人が注目しており、目論見通りに東証一部へ昇格しても株価が反落するなど以前ほどの優位性はなくなってきています。ただ株式市場のルールも年々変化しているため、ルールを把握し投資に活かせるような人にはおすすめです。


優待株投資

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銘柄の選定に株主優待の有無を取り入れる投資手法です。投資した銘柄が下落した場合でも、株主優待をもらうために売却しないという判断があり得るため、一時的な暴落に強いです。株式投資を楽しく続けられる反面、株主優待に気を取られて利益を逃すことも多く、利益を追求するスタイルには向いていません。資産形成を急がず、楽しく株式投資を続けたい人や投資初心者の人におすすめできます。

うねりとり

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うねりとりとは特定の価格帯の中で売買を繰り返す投資手法です。株には上限の価格と下限の価格が自然と決まり、その間を株価が行ったり来たりすることが度々あります。うねりとりはその性質を利用し、下限の価格で買い、上限の価格で売ることを繰り返します。再現性が高く簡単に実践できる一方で、1回あたりの利益は小さくなりがちで、不意の暴落にも弱いです。回数をこなすことが必要で、面白みはないので反復作業が苦でない人に向いています。

仕手株待伏せ投資

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仕手とは事前に大量の株を仕込んで置き、何らかの材料を合図に株価を吊り上げ、大量の利益を狙う投資家集団のことです。仕手の仕込んだ株を事前に予測し、株価が吊り上げられたタイミングで売却を狙うのが仕手株待伏せ投資です。仕手に吊り上げられた株は何倍にも上昇することが多く、多額の利益が狙えることがメリットです。しかし仕手の仕掛けるタイミングまで待つ必要がある、本当に仕手株かわからないなどデメリットも多いです。ちょっと変わった投資がしたい、ひねくれた?人におすすめです。

IPOセカンダリ投資f:id:TOROI:20210220144512p:plain

IPOとは企業が新規に株式市場へ上場することです。一般の投資家がこれらの企業の株式を購入する方法は2つあり、1つは上場前に応募して購入することです。上場前は多くの場合、安く購入できますが、この応募は抽選の倍率が高くほとんど当選せず、購入できる株式数も限られています。2つ目は上場後に購入することです。これがIPOセカンダリ投資です。この場合、誰でも購入できますし、投資できる株式数も制限はありません。上場間もない企業の銘柄は株価の水準が決まっておらず、人気化することでわずかな期間の間に大きく上昇するものも珍しくありません。ただしその分下落するスピードも速く銘柄の選定や売買のタイミングを誤ると一瞬で資産を失います。そのためハイリスクハイリターンを好む、ギャンブラーのような性格の人におすすめです。

まとめ

投資手法の紹介は以上です。どれも筆者が実際に試してみた投資手法ですが、主観も入っておりますのでその点はご容赦下さい。

これらの投資手法は投資スタイルのメインとして使えるものばかりですが、既存の投資スタイルにアクセントとして取り入れることもできます。例えばテクニカル投資にファンダメンタル分析を取り入れれば、ダマシに対して業績面から判断できます。ファンダメンタル分析に新高値投資を取り入れれば、いつまでも上がらない株を持ち続けることなく、ファンダメンタルのよい銘柄のおいしい部分だけ享受することもできます。このように複数の投資手法を組み合わせることで弱点を補ったり、長所をさらに伸ばすことが可能です。

投資スタイルが定まっていない人はもちろん、既に確立している人も本記事を参考によりブラッシュアップしていただければ幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。